自宅を売却すれば資金を調達できますが、通常の不動産売買だと資金を得るまでに時間がかかります。リースバックは、日本でも大きな注目を集めている資金調達法です。自宅を売却して資金を調達しても、売主は継続して自分の家に住めます。住宅ローンの返済が苦しいため、自宅を売って現在の家に住み続けたい人にはメリットがあります。

様々なメリットを得られるリースバックですが、大切な不動産を売却するため、事前に仕組みを理解する必要があります。サービスを利用する居住者が自宅を売ると、売買代金が一括で支払われます。居住者は賃貸借契約を締結するため、家賃を支払う義務を負います。リースバックの買取価格は市場価格よりも安くなりやすいので、メリットを踏まえて検討します。

不動産を所有していると税金や修繕費、火災保険料など様々なコストを負担する必要があります。リースバックを利用して自宅を売れば、次の所有者が様々なランニングコストを負担します。不動産の所有はリスクもあり、災害で建物が壊れると資産価値が下がります。リースバックを利用している人は同じ家に住んでいても所有はしていないため、様々なリスクを避けられます。

生活費や事業資金だけでなく、老後の資金を確保したい場合にも活用できます。日本では、多くの人がマイホームを得るために住宅ローンを利用しています。住宅を売れば住宅ローンの負担から解放され、収入に見合う新しい生活を始められます。