リースバックは高齢の方が資金を確保したい時にも最適な方法です。自宅をリースバックすることで不動産資産を現金化し、追加の資金を手に入れることができます。これは生活費や長期ケアの費用など、高齢者にとって必要になりがちな支出を賄うのに役立ちます。自宅の売却以外で老後資金を調達しようとした場合、その他の資産を処分することになるでしょう。

どのような資産であっても売却後は手元に残らないのが通例です。しかし自宅のリースバックではそのまま賃貸契約として住み続けることができるため、それまでに培ってきた周囲との関係を残すことができるようになっています。特に高齢の方にとって、環境の変化は多大なストレスになります。自宅をリースバックすることで、住み慣れた環境での生活を続けることができるのもメリットです。

転居を避けることで、ストレスや適応の必要が軽減され、身体的あるいは精神的な健康に余裕を持った暮らしを送れる可能性があります。不動産を相続する場合、相続税の支払いが発生することがあります。自宅をリースバックすることで、相続税の回避が可能です。売却によってあくまでも持ち主は買取を行った不動産会社になり、自宅は自分が所有する資産ではなくなります。

子供や孫に引き継ぐことはできませんが、一方で相続に関する手間は負担をかけずに済むでしょう。相続税の支払いも不要となり、子供達に資産の売却で負担をかけることもなくなります。